【PowerPoint】チラシを自前で作成する際の基本設定
- 2019.10.22
- Design PowerPoint
- powerpoint, windows, チラシ作成, チラシ製作, パンフレット作成, パンフレット製作

仕事などで簡単なチラシを作成する必要がある場合、使い慣れていないソフトを購入してつくるのも時間がかかってしまい悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
今回は、多くのパソコンにインストールされているMicrosoft officeのパワーポイントを使用したチラシの作成方法について紹介します。
パワーポイントでもチラシが作れる?
あれ?パワーポイントはもともとスライド作成アプリケーションじゃない?
そうです。でも実はチラシなども作成することに活用できます。プロ並みのデザインを求めないのであれば、数万円かけてわざわざ高くて複雑なアプリケーションを購入し使い方を0から覚える必要ありません。
以下の記事にも紹介していますが、ASKUL「パワポン」でパワーポイントのテンプレートを無料でダウンロード、活用することができます。
このような大手もパワーポイントでデザインを配布してくれているんですね。
今回は1からデザインを作りたいと考えている方向けの記事になります。
1.チラシのサイズにスライドサイズを合わせる
「デザイン」>「スライドのサイズ」>「ユーザー設定のスライドのサイズ」に直接サイズを入力する。
A4 | 21.0cm×29.7cm |
A3 | 29.7cm×42.0cm |
A2 | 42.0cm×59.4cm |
B2 | 51.5cm×72.8cm |
A4サイズの縦長なら幅に「21.0cm」横に「29.7cm」を入力する

詳細は以下の記事を読んでください。
パワーポイントのサイズはなぜか表示と異なります。(デザインようではなくスライド作成アプリなので仕方ないということにしましょう。)
注意しましょう。この設定もしっかりと行わないと、いざ印刷と言う時に一部はみ出て印刷になってしまったり、一部空白で印刷となってしまう恐れがあります。
2.挿入画像が圧縮されないように設定する
「ファイル」>「オプション」>「詳細設定」>「イメージのサイズと画質」>「ファイル内のイメージを圧縮しない」にチェックを入れる

詳細は、以下の記事を読んでください。
上の記事にも記載していますが、この設定をしないとファイルを保存して閉じて開いた時には自動的に画像が劣化してしまいます。(デフォルト設定だと220dpi)
やはりパワーポイントは元々がスライド作成用アプリなのでデフォルトでは自動的に画質を220dpiまで落とすのです。発表時にスライド表示が遅かったり、フリーズしてしまったら大変ですものね。
ただし今回はスライド発表ではなく、ポスターやチラシデザインに使用しますので設定を変えましょう。
印刷をする
自前で印刷
いざ、デザインが出来上がり印刷をする際ですが、自前のプリンターで印刷をする際の重要な設定があります。
「ファイル」>「印刷」を開きます。

「印刷」>「設定」で「フルページサイズのスライド」と書かれているタブをクリックすると「高品質」欄が出てくるのでチェックを入れます。

この設定をしないと半透明部分の印刷部分がうまく出ません。あくまでもパワーポイントはスライド作成アプリケーションなので高品質で使用する必要がないと判断して初期状態ではチェックが入っていないと見受けられます。チラシ作成などの際は必ず「高品質」にチェックを入れましょう
Officeのデザイン用アプリケーション publisher
最後に、実はMicrosoftのofficeではチラシ作成専用アプリケーションがあります。それがPublisher(パブリッシャー)です。
ご存知でしたか?いまいちパワーポイントなどのようにメジャーになっていないイメージがあります。
私自身の話をしますと、仕事でチラシやポスターを作成する必要があった時、はじめに使用していたPCにはパワーポイントとワード、エクセルしか入っていませんでした。(おそらくmicrosoft offeice Home & Businessとかだったんですかね)
そのため、パワーポイントでできるデザイン方法を徹底的に調べ使い倒しました。
その後、新しいPCになった時、たまたまOfficeの全てが入っているセットのMicrosoft Office Professionalが入っていました。これはワードやエクセル、パワーポイントの他、アクセスやアウトルック、そしてパブリッシャーがセットになっているんです。
パワーポイント に慣れていたので、いくら専用ソフトとは言え最初はパブリッシャーへの移行には抵抗がありました。ですが、使用してみるとわかるのですが、パワーポイントの操作方法の延長線上なのです。なので、なんとなく使い方もわかるので難なく扱いに慣れることができ、パワーポイント以上にデザインの自由度が増しました。
パワーポイントの使い方の延長線上の使い心地なので、パワーポイントでは物足りないけどAdobeのような本格的なものはちょっと…と言う方にはちょうどいいかも知れません。是非購入してみてはいかがでしょうか。
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